こんにちわ めいきです
今季終盤にきて、本塁打王争いも正念場を迎えており、我らが「大谷翔平」の打席に対して、素人が見てもわかる、敬遠気味の投球が目立ってきた。
すなわち勝負をしてもらえない、それによって本塁打も鈍化している、もはや混戦状態にあり勝負は最終戦にまで及びそうだ。
大谷翔平は、103年ぶりの2桁勝利、2桁本塁打達成目前で足踏み状態が続いている、大谷翔平は ア・リーグの本塁打王争いでも正念場を迎えており、現在トップのペレス(ロイヤルズ)46本、2位がゲレロ(ブルージェイズ)の45本、それを大谷翔平は追う展開になっており、又セミエン(同)が43本と迫られている、混戦模様で アメリカでは大谷翔平の「二刀流」での歴史的な快挙よりも関心が高いような雰囲気もある。
大谷翔平は日本人選手初となる”本塁打王を取りたい気持ちはある”と意欲を見せるが、後半戦はアーチをかけるペースが急激に落ちている。
前半戦84試合で両リーグ最多の33本塁打と量産したのに対し、オールスター戦後は 65試合で12本塁打、6月28日からリーグトップの座を守ってきたが 9月13日にゲレロに抜かれてしまった。
本塁打が急激に減った要因は、警戒され勝負してもらえない明らかに又露骨に敬遠されていることだ。
プレーオフを見据え、負けられない状況にあるチームとの対戦が続いた最近は特に顕著で、9月25日までの4試合で13四球はメジャー最多記録。
今期はリーグ3位の90四球、敬遠も17個とリーグで最も多い四球にならなくても、きわどいコースを突かれる打席が増えている。
大谷翔平本人も「甘い球の絶対数が少ないので、良い打撃をするのはなかなか難しい」と苦労を認めている「打撃自体も強引になっているところもある」と自己分析している。
今季MVPは誰の手に⁉
レギュラーシーズンも残すところあとわずか、アメリカでもMVPを予想する特集が増えてきている。
果たして、大谷翔平はA・リーグのMVPを獲得することが出来るのか・・・⁈
メジャーリーグ公式のMVP予想は…
先日、大リーグ公式ページでは自社精鋭のエキスパート記者に投票をしてもらうことで今季のMVPを予想。その結果を発表した。
1位票の得票数を見てもわかる通り、米国の専門記者陣の間でも大谷の評価が頭抜けて高いことがわかる。
だが、その一方で少し気になる数字もあった。同ページでは8月中旬にも同様の特集をしており、その際には大谷の1位票の得票率は90%だったのに対し、今回は78.9%にまで減少した。その理由は昨今の大谷の不振にある。
8月 打率.202 5本塁打
9月 打率.210 3本塁打(9月23日現在)
大谷とは対照的にゲレロの成績は上昇カーブを描いている。
8月 打率.267 6本塁打
9月 打率.383 7本塁打
MVP投票にも関わったベテラン記者の見解
記者投票で決まるMVPレースなどは、シーズンのストロング・フィニッシュは重要だ。心象面が大きく左右する。仮にゲレロが三冠王に輝いた場合、その結果はどう変わってくるのだろうか。ファンにとっては気がかりなところとなる。そんなテーマをもとにMLB専門チャンネルのMLBネットワークがトーク・ショーを展開した。
番組には米国の野球記者の重鎮であるジョン・ヘイマン氏とジョエル・シャーマン氏が出演。ふたりは過去にMVPやサイ・ヤング賞を含めた投票に幾度となく関わってきた。影響力もある大ベテランの見解は興味津々だ。ふたりの番組内での発言をまとめると概要はこんな感じだった。
「たとえゲレロが三冠王を獲得したとしても…」
<ジョン・ヘイマン氏>
「普通の年であれば、ゲレロになるだろう。もし、ゲレロが三冠王を獲得すれば尚更だ。しかし、今年はそうではない。たとえゲレロが三冠王を獲得したとしても、今年は大谷翔平に間違いない。これまでにあんなプレーは見たことがない。それが理由だ」
<ジョエル・シャーマン氏>
「大谷の打撃成績だけで考えれば、2位票や3位票が多くなるだろう。しかし、彼は特別だ。今までに誰もしていないことをしている。彼の得票は(1位の満票が)30票の中で29票になるのではないか。MVPは大谷だ」
大御所ふたりのお墨付きに、あらためて勇気をもらったファンも多いだろう。
投票権は全米野球記者協会所属の30人の記者に与えられ、ア・リーグ、ナ・リーグの本拠地がある各支部から1名ずつが選ばれる。大都市、小都市に関わらず公平性は保たれている。その中で昨今のMVPレースで記者陣が判断基準として大きく参考としているとされるのが、WINS ABOVE REPLACEMENT 、通称WARである。セイバーメトリクスにおける、選手の勝利への貢献度を示す指標であり、過去5年間のMVP受賞者と野手としてのWARは以下の通りだ。
勝利貢献度トップの選手がMVPを受賞してきた
16年 AL マイク・トラウト 10.6*
NL クリス・ブライアント 7.7*
17年 AL ホゼ・アルトゥーベ 8.3*
NL ジアンカルロ・スタントン 7.6*
18年 AL ムーキー・ベッツ 10.9*
NL クリスチャン・イエリチ 7.6*
19年 AL マイク・トラウト 8.3*
NL コーディ・ベリンジャー 9.0
20年 AL ホゼ・アブレイユ 2.8
NL フレディー・フリーマン 2.9
*印はシーズントップの数字であり、16年から18年のMVP受賞者全員がトップだったことがわかる。19年のベリンジャーと20年の両者はトップではなかったが、いずれも僅差での2位。WARの影響力が高いことに変わりはない。因みに20年の数値が極端に低いのはWARが加算制であるためだ。60試合であった昨年の数値は例年の1/3程度になっている。
また、野手のWARには守備や走塁での貢献指数も含まれている。トラウトやベッツの数字が突出して高いのは、彼らの守備面、走塁面でのポイントが加味されているためだ。
さて、ここで気になるのが今季ここまでの野手のWARポイントだ。ア・リーグ上位は23日現在、以下の通りになっている。
1位 カルロス・コレア(アストロズ)6.9
2位 ウラジミール・ゲレロJr.(ブルージェイズ)6.8
3位 マーカス・セミエン(ブルージェイズ)6.7
4位 ホゼ・ラミレス(インディアンス)6.4
5位 セドリク・ムリンス(オリオールズ)5.9
13位 大谷翔平(エンゼルス)4.4
大谷のMVPを示す「4.4+3.7=8.1」
トップのコレアは遊撃手としてのポイントが加算され、大谷が13位と低いのはDH専任で守備指数がないためだ。だが、大谷には投手としてのWARがある。その数値は3.7。つまり大谷の勝利への貢献指数はトータルでこうなる。
4.4+3.7=8.1
MVPを争うとされるゲレロに差をつけること現状で1.3ポイント。大谷のMVPが揺るぎないと評価されている背景はこんなところにもある。
あらためてMVPレースについて問われたエンゼルスのジョー・マドン監督は言った。
「私は誰であろうと、相手は2番手、3番手、4番手だと思っている」
例年ならば、MVPの発表は11月中旬。たとえ、ゲレロが三冠王をとったとしても、今季の大谷が成し得たことはベースボールの歴史上唯一無二のこと。結果を恐れることはないのである。
まとめ
今期はアジア人初のMVPは、大谷翔平に決まったようなものだが、問題は公平な評価が得られるか⁈
アメリカ社会が抱える”ヘイト”問題!個人としてはそのようなことがないと信じているが、一部にそのような、世論があればと少し心配・・・
だけど大物記者の評価が、大谷翔平に向いているので、ほぼ間違いないだろう。
最後まであきらめずに、しっかり見ていきたいと思う毎日です、今回はMLBも最終段階を報告しました。
それではこの辺で失礼します、最後までお付き合い有難うございました。
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